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時計好きから見たAppleWatchの残念なところ、いまいちなところ。AppleWatchは買いか?

Apple Watch(旧iWatch、アップルウォッチ)が発表されたことで、ちまたでは評価が二分されています。

ネットでの評判はあまり良くないように感じます。

信者しか買わない」「金メッキださい」「形もぱっとしない」「そもそも腕時計いらない」と言った意見が聞かれます。

 そもそもここ十数年で携帯電話が普及し、携帯で時間を確認する人が増え、腕時計を着けない人も増えてきました

携帯電話が普及した今、腕時計の価値や利点にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

私が腕時計をつけている理由

私が腕時計をつける理由をお話ししたいと思います。

①ファッションのため

端的に言うとおしゃれだからです。

②仕事がはかどる

腕時計を着けていると、携帯をガサゴソと出していちいちボタンを押さなくても時間が確認できるため、時短になります。

また、頻繁に時間を確認できるので、「あと5分で休憩だから、この仕事をすればちょうど5分くらいかな?」といった計算ができ、効率が良くなります。

 おもに上記の2つの理由のために私は腕時計を着けています。

 

私は毎日出かけるときは腕時計を着けている時計好きです。

時計好きとは言っても、時計をたくさん持っているわけではありません。

趣味で時計のことを調べていて、少しだけ知識があるだけの「にわか」なので、ガチの時計マニアの方には遠く及びません

 

私が時計に興味を持ったのはニコニコ動画でこの動画を見たのがきっかけでした。

 

機械式時計とはゼンマイとかおもりの力を使い、振り子やテンプを使って調速する原始的な時計のことです。振り子が振れることで歯車が進み、時計をちょうどいい速度で進めることが出来ます。 

 男のロマンが詰まった機械式時計に魅了された私は、機械式の腕時計を買いました。

しかし、機械式時計には大きなデメリットがあります。

それは、誤差が大きいことです。数日着けていると1日につき数秒の誤差(日差)が出てきます。

その日差を解消するため、時計師たちは心血を注いできました。

例えば、アブラアン・ルイ・ブレゲが開発したトゥールビヨン脱進機があります。

トゥールビヨン (時計) - Wikipedia

トゥールビヨンは非常に精巧な機構なのですが、実用性はあまりなく、価格は家が建てられるほど高価です。

 


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 時は流れ、1969年セイコーは世界初の市販クォーツ腕時計アストロン』を発売します。

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クオーツ(水晶)圧電体の一種で、交流電圧をかけると一定の周期で規則的に振動します。それを応用し、ひと月で数十秒(月差)の誤差しかない高精度の時計が作れるようになりました。最初の『アストロン』の価格は45万円ほどでした。

その後、急速に低価格化が進み、今では百円ショップでも買えるほど安価になりました。

その結果、以前から機械式時計を作っていたスイスなどの時計業界は大打撃を受けましたが、最近は装飾品として機械式時計の活路を見いだしています。

最近では年差数秒のクオーツ時計、電波時計や、GPS時計といった、誤差がきわめて少ないものも登場しています。

 ・・・時計の歴史について語ってしまいました。すみません。本筋に戻ります。

 

時計好きから見たAppleWatchの利点 

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アップルウォッチも、普通に時計として使えそうです。

時計というよりガジェットなんでしょうけど。

サファイアガラスを使っているので、傷がつきにくいのは良いですね。

iPhoneを持っていれば、GPSで時刻を合わせるようなので、誤差を気にする必要はないようです。

りゅうずが付いているのも、既存の時計好きへのアピールかもしれません。

先日書いた以下の記事も良かったらご覧ください

 

AppleWatchは売れるのか? AppleWatchの可能性と出来ること - 熱しやすく冷めやすいブログ

 

 

時計好きから見たAppleWatchの残念なところ、いまいちなところ

①頻繁に充電しないといけない。

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普通のクオーツ時計なら数年に一回電池交換すれば使えるし、機械式なら止まったときにゼンマイを巻けばすぐに使えます。またゼンマイで発電するクオーツ時計(スプリングドライブ)といったものもあります。

 ②ソーラーが付いていない

最近の時計はソーラーで充電するものも増えています。電池持ちを良くするためにもソーラーが付いていても良いと思います。

 ③明るいところでも時間が見えるか

これは実際に使ってみないと分かりませんが、スマートフォンを日中の日差しが眩しい時間に使うと、画面が見えません。アップルウォッチもretinaディスプレイを採用しているようなので、視認性に不安があります。

 ④見た目が平凡

凝ったデザインの時計は世界中にたくさんあります。ベルトを付け替えたりも出来るようですが、そんなに魅力を感じません。

 ⑤10年、20年使えるか

普通、時計はそんなに買い替えるものではありません。アップルウォッチは10年、20年と使えるでしょうか。例えばロレックスであれば、かなり古いものでも部品があり、修理して使い続けることが出来ます。

 ⑥誤操作が心配

iPhoneユーザーのなかには、「ポケットに入れていたら勝手に誰かに電話を発信していた」という経験をした人も少なくないようです。アップルウォッチも誤操作の心配があるかもしれません。りゅうず(デジタルクラウン)の操作も気を使わないといけないかもしれません。

 ⑦麻酔銃が付いていない

名探偵の人が使うにはこころもとないかもしれません。

 

 まとめ

正直、時計として使うならApple Watchは選ばないと思います。

ガジェットとしてなら、少しは魅力のある製品かもしれません。

アップルが時計に手を出したことで、今まで時計に興味のなかった人たちが時計を手にとり、時計業界が活性化することを期待しています。